食後高血糖を防ぐには?

10月に入り、季節の移り変わりを感じる様になりました。秋の空気になると食欲もがぜん沸いてきませんか?

今回は、食にまつわる健康情報をお伝えしたいと思います。

皆さんは、食後高血糖血糖値スパイク)と言う言葉を聞いた事はありますか?
この食後の高血糖は、健康診断で測定する空腹時血糖値に異常が表れるずっと前から生じるもので、動脈硬化や糖尿病のリスクを高めてしまうので、放っておかず早い内に、食生活や生活習慣を見直す事が大切です。

こんな症状はありませんか?食後高血糖(血糖値スパイク)が起こって

いる可能性があります。

食後耐え難い眠気に襲われる

やたら喉が渇く  食後すぐにお腹がへる 

血縁家族に糖尿病を患っている人がいる

何もしていないのに倦怠感があり、疲れ易い

食後集中力が低下する 

血糖値の上昇程度が大きくなければ、高血糖状態が続いていても、

こういった自覚症状がほとんど出ない場合もあります。

そこで、その食後高血糖を予防する為のポイントを是非意識してみてください。
① 欠食を避ける(3食規則正しく)
② 最初は野菜から食べ始め、蛋白質も摂る。
③ 炭水化物(ごはん、パン、麺類)は食べ過ぎず、少な過ぎない様にも注意し、
  ご飯だけ、パンだけ(炭水化物のみ)の食事は避ける。
④ ゆっくり、よく噛んで食べる。
⑤ 食後に体を動かす。(軽い運動でもOK!)

〇歳を重ねて糖代謝能力が落ちてきても、食事の内容と生活習慣を見直し、工夫することで食後高血糖は避ける事が出来ます!〇

血糖値の上がり易さを示す指標GI(グリセミック・インデックス)を参考にして、食品を選ぶ事もお勧めです。(血糖値を上げにくい低GI食品例…玄米、そば、全粒粉パン、ナッツ、春雨)(※一般的に多くの方が主食として食べている精白米、うどん、食パンなどは血糖値を上げ易いのですが、まず最初に野菜、蛋白質を食べるという一工夫で、急上昇を防ぐことが出来ます。

いかがでしたでしょうか?食欲の秋も、健康的に食事を楽しんで下さいね!