11月に入り、少しずつ秋が深まっているのを感じますね。秋と言えば「運動」や「芸術」の秋。楽しみ方は様々ありますが、今回は健康に直結する『食欲の秋』について、お話ししたいと思います。
「食欲の秋」とはよく言ったもので、秋になると食欲が増すと、感じる方も少なくないでしょう。適量を維持出来れば良いですが、食べる量が必要以上に増えてしまうのは問題です。食欲が増す原因として、秋は栗、さつま芋、りんご、ぶどう、お米など、多くの美味しい食材が旬を迎え誘惑が増すこと、そして、セロトニンという神経伝達物質の分泌が減少することも、食欲増進に大きく関係していると言われます。
セロトニン:別名「幸せホルモン」。セロトニンは満腹中枢を刺激し食欲をコントロールして、食べ過ぎを防いでくれますが、日照時間が短くなるとこのホルモンの分泌量は減ってしまうので、ちょうど日が短くなる秋に、食欲が増すのではと、考えられています。
又、食欲の増加は気温の変化も関係しています。外気が冷たくなると体温を維持する為に脂肪を燃焼しますが、その時に使ったエネルギーを補おうとして、食欲が増すことになるのです。
この様に気候の変化と、実りの秋も重なり、秋は食欲旺盛になり易いのですが、そのまま自然の流れに身を任せると、当然摂取カロリー過多となり、太ってしまいます。そうならない為にどうすれば良いか?ここで簡単に取り入れられる工夫を2つ、ご紹介します。
➀一口食べる毎に箸を置く。箸を置くと噛む事に集中し易くなり、よく噛んで食べる習慣がつきます。よく噛むとヒスタミンという物質が分泌され満腹中枢を刺激するので、食欲をコントロール出来るのです。
➁空腹時にはナッツ類やドライフルーツ等噛み応えのある物を摂ると、満腹中枢が刺激されるので、こういった工夫でも、食べ過ぎを防ぐ事が出来ます。
いかがでしょうか?そしてもちろん、食べたら動く!気持ちの良い季節に外に出てウォーキングやジョギングをするも良し、『にこっと』など、お近くのフィットネスで適度に運動して汗を流し、食べた分をしっかり消費させることも良いでしょう。「食欲の秋」を大いに楽しみ、そして適度な運動習慣も心掛け、皆様がますます健康的に笑顔で過ごせますように😊!