初期パーキンソン病の方を対象とした集中運動プログラムが再始動!!!

理学療法士がマンツーマンで行う、にこっとの初期パーキンソン病の方を対象とした集中運動プログラム、この4月よりリニューアルされて再開しました!

コロナ禍で密を避けるために休止していたこのプログラムですが、リハビリの機会を必要とされている初期パーキンソン病の方々のために、内容を改良してこの度再スタートいたしました。

この集中運動プログラムは、週2〜3回の頻度で1ヶ月間(4週間)、パーキンソン病に特化した運動療法を、理学療法士が1対1の個別指導形式で行います。

これは、アメリカでパーキンソン病患者様に対して実施され、歩行や日常生活動作の改善に大きな効果をあげているLSVT BIGという運動療法に基づき、毎日の宿題練習を含め個別的かつ集中的にリハビリを行います。

実際の訓練内容は、ストレッチングや筋力トレーニング、バランス運動、大きな動作で行う全身運動などに加えて、他の施設にはない口腔体操も行います(こちらはインストラクターとのマンツーマンです)。

また、プログラム参加中は、にこっとで開催している集団クラスに追加料金なしで好きなだけ参加することができるので、体を動かす機会をさらに増やすことができます。

これまで受講された方々は、身体機能の底上げを体感していただき、修了後は、同施設での集団クラスで運動を継続しています。例えば、開講とともに第1号として修了された方は、4年半以上経った現在も週1回50分のパーキンソンのクラスに元気に通い続けていらっしゃいます。

初期のパーキンソン病の方は、まだ症状が比較的軽い段階での集中的なリハビリが非常に重要です。

パーキンソン病診療ガイドライン2018には、運動療法の有効性が以下のように示されています。

2010年以降でのエビデンスでは、エクササイズで少数ではあるが患者の血清中の脳由来神経栄養因子が有意上昇することも報告され、動物実験と同様に患者でも神経保護作用の可能性が指摘されている。トレッドミル歩行訓練やストレッチでの歩行や筋力強化への有効性も報告されており・・・高強度の筋力訓練の方が低強度訓練よりも2年後においても効果があり、L-ドパ投与量が制御されたとの報告がある。その他、太極拳、ロボットアシスト歩行訓練、LSVTBIGを含めた認知行動療法、音楽療法、ダンスやビデオテープによるエクササイズなどの多様な介入方法の有効性が報告されている。

プログラムが合っているかわからない、どんなリハビリの方法があるのか知りたい、など、悩んでいる方はぜひ一度ご相談ください。

毎週月曜日に体験枠を用意しておりますので、迷っている場合はまずはお試しを(体験料1600円)!

また、にこっとに通えない方のために、パーキンソン病の方を対象とした「カラダ改造エクササイズ」という運動DVDや、オンラインクラスもご用意しております。

ご興味のある方は045-717-5595までお問い合わせください。